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2011.06.14 Tuesday / - / スポンサードリンク

おやすみの時間

「…………ふぁ」

薄暗い部屋の片隅に小さな欠伸を投げて、
淡い月色がかった竜が静かに目を覚ます。
煉瓦の壁に掛けられた振り子時計の針は
眠りにつく前とぴったり同じ、25時61分。

竜はベッドから飛び降り、光の差す大窓へ寄る。
空は白く澄み、太陽と二つの月は定位置から動かない。
草樹も、水も、風さえも、全ては動かずそこにある。

「……たまには眠るのもいいけどさ」

竜は色のない世界を見渡し、ひとり呟く。

「いくらなんでも長すぎだよ…………」



眠り続けるこの世界が目を覚ますのは、
まだもう少し先のこと。



お題「睡眠時間」でした。
最近あんまり文章書いてないや(*ノノ)

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